非常灯と誘導灯の違いとは?両方まとめてLED化がオススメ
ホテルやオフィスの通路などで目にする照明には「非常灯」や「誘導灯」があります。
どちらも火災などの災害時に迅速かつ安全に避難するために据え付けされています。
このため非常灯や誘導灯の役割は同じと思いがちですが、実はそれぞれの使用目的には違いがあるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、非常灯と誘導灯の違いについて解説し、LED化をするメリットについてもご紹介していきます。
非常灯や誘導灯のLED化を検討されている方は是非ご覧ください。
目次
非常灯と誘導灯の違いとは?
非常灯と誘導灯、それぞれの違いとはどのようなものなのでしょうか?
ここでは2つの違いについて解説していきます。
非常時の照明としての「非常灯」
「非常灯」は災害時に停電した際、フロアや室内、階段などを照らし避難を迅速に行う目的で設置されます。
照明器具にバッテリーを内蔵した電池内蔵型と、電源装置を別に確保した電源別置型があり、設置する場所や規模に合わせていずれかを選定します。
避難経路を知らせる「誘導灯」
「誘導灯」も被災時に避難を迅速に行うために設置するという目的は同じです。
しかし誘導灯は避難する人に対し、避難経路をはっきりと知らせる目的で設置されます。非常灯のようにフロアや室内を照らすための照明ではないところに違いがあります。
非常灯と誘導灯は、併用が義務付けられています。
例えば地下鉄の駅舎のように入り組んだ窓のない場所では、誘導灯の灯りだけでは避難経路が分からない場合があります。
このため非常灯と組み合わせて安全に避難できるようにしておくことが大切です。
消防法と建築基準法の違い
避難を安全に行う目的で使用されるこれらの照明は、法律で設置が義務付けられています。非常灯は建築基準法、誘導灯は消防法でそれぞれ定められています。
非常灯の種類
非常灯は建物の設置場所や状況に合わせ種類が豊富にあります。
非常灯の点灯形態は3種類
・専用型
普段は消灯していて、停電の時のみ点灯します。
点灯する光源は1つです。
・組込み型
平常時と非常時の2つの光源が使用されています。そのため、非常時に使用する光源の寿命は長くなります。
・併用型
光源は1つですが、平常時は通常の電源で点灯し、非常時(停電時)はバッテリーで点灯します。
バッテリーは定期交換が必要
電源(バッテリー)を内蔵した電池内蔵型の非常灯は、定期的にバッテリーの交換が必要になります。
最近ではLEDを光源とする非常灯が登場し、寿命が大幅に延びたため電球の交換頻度は大変少なくなりました。
一方、バッテリーの寿命は4〜6年で交換が必要です。
このため設置場所の規模や台数によっては、電源を別に確保した電源別置型に切り替えた方が維持費を節約できるケースがあります。
非常灯、誘導灯のLED化
非常灯や誘導灯はLED化できるのでしょうか?
実は非常灯については、最近まで白熱球・蛍光灯の使用のみが認められていました。
しかし2017年「建設省告示」により新たな非常灯光源としてLEDが追加されました。
現在では非常灯も誘導灯もLED化する事が可能ですので、点検時などに両方まとめての交換するのがおすすめです。LED化することで次のようなメリットが得られるのでご紹介します。
電気代を節約できる
従来の蛍光灯からLEDに交換した場合、消費電力は約半分になります。また、誘導灯は24時間点灯している施設も多いため、LED化することで電気代を大幅に節約できます。
点検の作業効率が高い
非常灯が正常に点灯することを確認するための点検作業では、自己点検機能の装備や、リモコンに対応した機種の登場により、点検作業の効率も大幅にアップします。
衝撃に強い
白熱電球や蛍光灯は外部がガラスのため割れやすく、衝撃には弱いです。
それに対してLEDは樹脂製で衝撃に強く、外周部はシリコンなどでコーティングされているため、地震等で落下しても割れにくいというメリットがあります。
ミラノインテリアにお任せ下さい
京阪神地区で非常灯・誘導灯のLED化をご検討の方は、電気工事の専門業者「ミラノインテリア」にお任せください。
非常灯・誘導灯の維持管理は法律で義務付けられていますので、定期点検が欠かせません。
ミラノインテリアでは、電気工事士の資格を持つスタッフにより建物や設置場所に最適なLEDプランをご提案いたします。
LED工事についてお悩みの際は、是非お気軽にご相談下さい。
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まとめ
今回は、非常灯と誘導灯の違い、LED化をおすすめする理由について解説しました。
非常灯と誘導灯は、どちらも災害などの停電時に使用されますが、役割はそれぞれ異なります。
LED化することで、電気代の節約や点検作業の効率化につながり、またLEDランプは衝撃性に優れ、災害時に万一落下しても割れにくいなど、大きなメリットがあります。
バッテリーについても電源別置型であれば、バッテリーを一か所に集めることができ、点検の手間を軽減できますので、こちらもご検討下さい。
非常灯・誘導灯のLED化をご検討の際は、ミラノインテリアに是非お任せ下さい。