オフィスビルのLED化や照明交換をする際に気を付けること
オフィスのコスト削減や省エネ対策として照明のLED化が注目されており、LED化を進める企業が増えてきています。
一般的なオフィスの光熱費コストのうち、照明が占める割合は約4分の1にもなると推計されています。
特に、昼夜問わず稼働するオフィスではLED化を進めることで経費を圧縮できる効果が大きくなります。
しかし実際にLED化する際には、照明の特性や効果についてある程度の予備知識が必要になります。
そこで今回は、オフィスビルのLED化や照明交換をする際に気を付けることについて解説していきます。
目次
LED化や照明交換で気をつけること
オフィスのLED化や照明交換をする際、どのような点に気をつける必要があるのでしょうか?
ここではいくつかのポイントをご紹介していきます。
初期の導入コストについて
LED照明はオフィスに導入した場合、消費電力が少なく寿命が長いというメリットがあります。
しかし一方で従来の蛍光灯や白熱球と比べ価格が割高になります。
例えば、白熱球60W相当のLEDランプの場合ですと、5倍以上の価格で販売されています。
このためオフィスのLED化や照明交換を実施する際に、フロアの面積が広いケースやビル1 棟全てを交換する場合などは多額の費用がかかることになります。
段階的に交換する場合
LED化する規模が大きい場合や、設備投資の予算が限られている場合は、一度に全ての照明を取り替えることが難しいケースもあります。
このような場合はフロアや階層に分け、段階的に交換することをおすすめします。
時期を分け計画的に交換作業を進めることで、一度にかかる費用を抑えながら、経費についても計画的に準備することができます。
LED化の費用対効果を試算のうえ、予算と相談しながら交換作業を進めるようにしましょう。
工事が必要になる場合
LED化や照明交換をする際、工事が必要になるケースがあります。
照明器具の配線状態によっては工事が必要になり、また工事をすることでLED本来の節電効果が出せるようになります。
例えば、従来の蛍光灯からLEDに切り替える際には安定器を経由しないバイパス工事が必要になります。
いずれにしても、専門の「電気工事士」の資格を持つ方に相談してみるとよいでしょう。
光の照射範囲の違いについて
オフィスのLED化で気をつけることのひとつに、LED照明の光の照射範囲があります。
LEDは従来の蛍光灯や白熱球と比べ、照射範囲が狭い特性があります。
・照射範囲(角度)の違い
LED : 120〜160度
電球タイプ蛍光灯: 約260度
白熱球など電球 : 約300度
このようにLEDの照射範囲は、従来の蛍光灯や白熱球の約半分となります。
このため工場や研究室など精密な作業が必要な環境などでは、作業に支障のない照射環境を考える必要があります。
しかし最近のLED照明では、従来より照射角度が広いタイプの製品も出てきています。
全体的に明るさが必要な環境では、照射角度が広めのタイプを選ぶとよいでしょう。
LED化のメリットとは
オフィスの照明をLED化することで、従来の蛍光灯や白熱球と比べコストやメンテナンスの面で経費の節約になると言われています。
ここではLED化のメリットについてご紹介していきます。
・寿命が長い
LEDの寿命を従来の蛍光灯・電球と比べた場合の比較
LED : 約40,000時間
白熱球 : 1,000〜2,000時間
蛍光灯 : 6,000〜12,000時間
仮に1日10時間点灯した場合、蛍光灯で約4年半ほどになりますが、LEDでは10年と長寿命になります。
・環境に優しい
LEDは寿命が長い以外にも、CO₂排出量が少ない点も注目されています。
40形の蛍光灯では、LED化することで60%以上のCO₂を削減できる効果が実証されています。
・紫外線が含まれない
従来の蛍光灯と異なる点として、LEDには紫外線が含まれない特徴があります。
紫外線は印刷物や家具などの色褪せの原因となりますので、LED化によってそのような劣化を防ぐことができます。
また、害虫を寄せ付ける事がないこともメリットと言えるでしょう。
LEDでは、従来の照明になかったメリットがあります。
これらの特性やメリットを確認し、検討してみましょう。
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また、電気工事士の資格を持つスタッフがご予算やご要望に応じてご提案しますので、LED化をご検討の方は、是非お気軽にご相談下さい。
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まとめ
今回はオフィスビルのLED化や、照明交換をする際に気を付けることについて解説しました。
オフィスをLED化する際は、従来の照明と比べ導入コストが高くなります。交換規模が大きくなる場合は、段階的に進めるなど費用を抑えながら導入を検討してみましょう。
また、LEDでは照射範囲の違いがあることや、さまざまなメリットがある事もご紹介しました。
LEDの特性やパフォーマンスを十分に発揮するためには、工事も必要になりますので、電気工事士の資格を持つ専門業者への相談をおすすめします。
オフィスのLED化や照明交換工事については、ミラノインテリアに是非ご相談下さい。